1、医療支援活動 :医師・歯科医師の巡回診察・治療および衛生指導、医療施設用電源・無線機支援
    ○砂漠奥地の無医村の医療向上、衛生の啓蒙
2、栄養指導活動 :栄養不良母子への栄養補給食品の提供支援、栄養指導、井戸掘削
    ○食糧不足による栄養失調児、妊婦の栄養改善
3、車両支援活動 :車両貸し出し支援、車両部品・工具提供
    ○急病人の輸送の敏速化、流通の確保、経済の活性化
4、救急車両保守・修理活動 : 現地不良車両の修復、運転・整備指導
    ○車両支援に伴う技術の支援、失業対策
5、菜園・養鶏活動
    ○砂漠奥地の食料不足を補う




2004年度活動(2003年6月〜2004年5月)
過酷なアクセス:
砂漠奥地の僻村地にたどり着くためにはパリダカで培った、究極の機動力とサバイバル技術が活かされる。砂丘でやわらかい砂にタイヤが埋もれて立ち往生したり、険しいガレ場を切り抜けたりして、アタールなどの大きな町から2日間かかる。
スタックしたタイヤの下に板を入れて、少しづつ進む、 夜アレール村から帰る途中 砂漠は砂丘ばかレール村のにわか診療、こんな岩場も多い 集中豪雨で決壊した道路



医療活動:
アインサフラでは120人に対し診察・外科、内科治療を行った。中高年の腰痛、膝関節痛、筋肉痛、また小児では結膜炎、中耳炎、裸足で遊ぶことが多いので足の外傷が多い。またアレール村でも2004年から医療活動を始めた。
アレール村のにわか診療所 甲状腺腫瘍の患者、ここでは治療ができない 腕を骨折した児童。伝統的治療で塗布していたものが原因で皮膚がただれていた 耳の中にウジがいた小児



歯科治療:
モーリタニアでは全国で歯科医が60名ほど、首都ヌアクショットに集中している。地方の村落では歯科の治療を受けたことがない人が大半。セーブアフリカは現地の歯科医ヤヒヤ氏の協力を得て、砂漠奥地で歯の治療を行っている。

診療所はダンボールの椅子、懐中電灯で照らしながらの作業 奥歯がすべて虫歯の患者、まず一本抜いた。 初めての歯科治療で患者もかなり緊張、手に汗をかいている 額に汗が流れる。暑いので集中を要する作業はたいへん



栄養給食:
栄養改善のための栄養補助食品を母親教育センターに配布。栄養失調の子供や妊婦の健康回復に大きく貢献している。
スタッフの説明を受ける小林看護婦 スタッフに栄養指導をする 3ヶ月の通院で健康になった小児 3歳になるのに体重は2700gしかない



車両支援:
救急車・医薬品や収穫物の運搬用など住民福祉の目的に使用することを条件に、車両の貸し出し支援を行っている。



車両整備士育成:
ヌアクショット、アタール、シンゲッティ、ワダンの4ヶ所で35人の整備士を育成、5人が上級レベルに達した。13台の故障救急車を修復
バッタの大発生でラジエターにこびりつき、オーバーヒートした車。グリルを付けることを考案し、各地でその方法を指導した。 溶接機でタイヤ交換機を作る。かつて溶接技術を教えたら、車両だけでなく生活用品まで作るようになっていた。 整備士育成は短期間に教えることが多いので、朝から夜遅くまで続けられる。今年は少年も参加した。 3台の動かない車の使える部品を使って、1台の車を作る。1台でも生き返ると村の生活に活気が出る



アインサフラ深井戸事業:
アインサフラに2000年10月完成した足踏みポンプ式の井戸。7、8歳の子供でも容易に水の組み上げが可能である。生活用水、農業用水として活用されている。今年はゴムの部分が磨耗し、現地の人と修理を試みた。
朝、水を汲みに子供達がやってくる。水汲みは子供や女の仕事なのだ。 78mもある深井戸なのに、足踏み式ポンプは子供でもらくに汲むことができる。 車で私達を案内していた尊重が、水汲みにいた母子を手伝う。 村人とポンプの修理を試みる。結局直らず、後に部品を購入して届けた。



菜園:
砂漠内陸部の生命線となる4WD車が壊れたまま放置されているケースが非常に多い。そのため自動車の修理・整備士育成指導・補修部品の提供を行っている。
ブドウの木に虫がついて収穫が落ちたという。手入れの仕方を指導する。 大雨のお陰でレモンは豊作 1998年からシンゲッティで進めた果樹支援のレモンの木は今ではこんなに大きくなった アインサフラでも雨が降ったお陰で、とうもろこし、トマト、玉葱が収穫できた




養鶏:
にわとり育成指導後、毎日真剣ににわとりの飼育管理する現地住民。貴重な蛋白源、養鶏の基となるたくさんの卵が生まれていた。

「ほら、卵だよ」 ヌアクショットでひなを購入し、砂漠の奥地まで運ぶ 現地の鶏と交配して、暑さ・砂に強い鶏にする



2003年度のトピック
アインサフラ村の小学校の体操の時間。全校で生徒は40名ほど、週に一回全員で行う 昨年に続いて世田谷の小学生が寄贈したいというサッカーボールを届けた アインサフラにコンビニができた。貸し出した車で町から石鹸、マッチ、砂糖、お茶など生活必需品を求め、売っている。
  
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