NEMA |
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ヌアクショットからネマまで1099km、ラクダで旅をすると20日以上かかった道のりだ。1985年希望街道(Route de L’espoire)が完成し、ヌアクショットから2日で車で行けるようになった。 ネマはホッジ・エッシャルギ州の中心地、岩が多く荒涼とした町だが、サハラの交通の十字路として古くから栄えた。北のワラッタ、西のアイウン・エル・アトラス、南はマリのナラ、東はマリのトンブクトゥーへと続くルートの交差点にあたる。 希望街道は路(とはいえ今はかなり荒れて日本の舗装道路と比較にならないが)だが、ここからトンブクトゥーやナラ、ウァラッタへ行くルートはカーブが多く、砂漠や土漠、岩場などの砂漠ルートになる。 ネマの中心部、ナツメヤシがまばらに生えた広場で、ラクダ、ヤギ羊の市場が立つ。モーリタニアでもっとも大きい市である。 ネマ周辺から先史時代の石器や、始めて使われた火の道具、矢ジリなどの狩猟用具が数多く発見されている。今は砂の海の中にある小島のようだが、それらの石器などからかつてこの辺りが森や湖があったことが確認されている。 |
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希望街道の終点(出発点?) ここから、一本道で首都に行くと思うと感慨深い。 | かつてはここ1軒しかガソリンスタンドがなかったが、今では町の中に数件。燃料代がヌアクショットと同じなので驚いた。 | ワラッタからやってくると、嫌でも目に付く。個人宅と説明されたが、とても信じられない。 | ||
ネマの宿と食事 |
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オーベルジュがあるが、シーズンオフは休んでいることが多い。地元のレストランが数件あり、泊めてもらえる。。 |
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ネマのアクセス | ||||
ヌアクショットからの飛行機は2005年以来、欠航している。 陸路では、ヌアクショットから希望街道を輸送するトランスモーリタニアンのタクシー・ブルース(乗り合い乗用車)がある。個人でドライバー付乗用車を手配すると片道だけで1日約\19,000 (40,000ウギア)×2日 +燃料代が目安。(2008年6月) ここから |