モーリタニア鉱業・ニュース 海外の雑誌や新聞などからアトランダムに抜粋、翻訳したものです。 |
|
◆Askaf鉱山で18カ月以内に生産開始 2010年7月6日 Questafnews |
|
西アフリカで開発を進める鉄鋼メーカー、Sphere Minerale社がモーリタニア北部のアスカフ鉱山で18か月以内に生産を始めると期限を決めた。 第1過程 Phase I で、200万トンの鉄鋼石の算出を見込んでいる戦略的開発計画の実施を開始する。そして、第2過程Phase IIでは、400万トンに拡大、2015年の第3過程 Phase IIIで年間600万トンの算出を計画。 2011年第1期から開始するPhase Iにあたって、鉱山開発と採掘開始まで約2億US$が必要とみられている。 Mining Weeklyによれば、Sphere Minerals社は、オーストリアの企業で、モーリタニアに子会社を設置、今の鉄鉱石の値上がりを機にAskaf鉱山開発に取り掛かるもよう。 2009年の世界金融危機以降、モーリタニアの鉄鋼石産出量は9%落ち込んでいた。モーリタニアは年間約1,000万トンを産出し、世界で13番目の鉄鉱石産出国。 |
|
|
|
◆黒い黄金、大きな幻想 2010年2月24日 Samir Gharbi筆 (Jeune Afrique) |
|
2006年2月、ヌアクショット港で原油を積み下ろしする平底船 |
いくつかの石油鉱脈が見つかって「石油の新時代」と湧き上がって5年が過ぎた。その時の約束と現実は程遠かった。そして、再び夢・・・・・今では、失望だけが残った・・・・。 「石油の経済効果はほとんどなかった。一般の人々の生活はあまり変わっていない。現在、石油収入は国家予算の5%以下」とモーリタニア財務省が報告した。 がっかりだが、誰のせいでもない。 「2005年、企業は善意だった。石油生産量が激減した原因はテクニカルな問題による」からだ。実際、ヌアクショットから80km沖の海底油田の採掘がはじまったばかりの、2006年2月に生産量は65,000バレル/日だった。が、2007年9月には10,000バレル/日に落ち、オーストラリアのウッドサイドからマレーシアのPetronasに交代した。 Petronasが抽出技術の改善に多額の資金を導入し、2008年末には17,000バレル/日に盛り返した。今後のモーリタニアの石油開発はどうなるのか? 広大な沈殿層 1960年の独立以来、モーリタニアはヨーロッパやアメリカの業者(Amoco, Mobil, Texaco, Esso, Shell,・・・・等) とのタイアップに興味を示してきた。確かにモーリタニアには、アルジェリアから広がる広大なタウデニ沈殿層(500,000ku)が横たわる。そして、その層は海岸からオフショアにまで184,000uにわたって広がっている。つまり、モーリタニア国土の半分は炭化水素を豊かに含有する土地なのだ。 |
これまで、何度も多くのボーリング調査が行われたが、砂漠の中でものになったのは1か所だけ:天然ガスを産するアボラグAbolagだけだ。それも採掘不可能。1974年、当時はギニア湾岸や中近東の採掘がしやすい所の開発を業者は好んだ。そして、その時にはモーリタニアではお茶、砂糖、コメなどの食糧の売買と、漁業・鉄鉱石の輸出だけにしか国民は向いていなかった。 それから20年経ち、偶然にも、再び石油に目が行くようになる。1994年、オーストラリアの地質学者マックス・デ・ヴィエトリ(Max deVietri)がアクジュージュトの砂漠に出かけ、金の鉱脈を発見する。その後、彼は石油についての興味深い文書を見つけて、ミッションを転換する。ジャックポット(大当たり)を嗅ぎつけ、小さな会社Elixirを設立し、オーストラリアのWoodsideとHardmanを引きずり込む。マウイヤ・ウルド・タヤ政権は彼の意のままにさせ、調査はどんどん進んだ。オフショア鉱床の採掘に投資家らは5億ドルの約束する。こうしてのるかそるかのアドベンチャーが始まり、シンゲッティ油田の最初の掘削が始まり、2001年5月13日石油が噴き出した。政府は、むやみに騒がせることになるとの理由で、絶対の沈黙の指示を出す。その後、何度か試削を行い、シンゲッティ油田では13,500〜15,000バレルの埋蔵量があると推定された。周辺の海域(かなり深い)で、さらに掘削を行い、4本のボーリング場から石油が出た。続いて、2002年にはバンダ(Banda)フィールド、2003年チオフ(Tiof)フィールドとペリカン(Pelican)フィールド、2004年にタヴェ(Tavet)フィールドが見つかった。株は急上昇し、相場師たちは石油と天然ガスのポテンシャル埋蔵量が100〜200万バレルと発表する。これで、モーリタニアはビッグ産油国の仲間入りだ!2005年にはシンゲッティ油田で1日75,000バレル、他の油田も加えて2010年には1日20万バレル、と2003年モーリタニアは夢を見た。 次々と見つかる油田、政府は2004年、25年間の製造許可 Product concessionをウッドサイドWoodsideが率いるコンソーシアムに与えた。タヤ大統領は、最初のタンカーの積み込みが始まる前、すなわち、2005年1月17日にもう、最低賃金を4,300ウギア(約1700円)から21,000ウギア (\8,400円)に引き上げるとの条例の発表までしてしまっている。そして、開発への参加に名乗りを上げる世界的な石油企業 : トータル Total, ガズ・ド・フランス Gaz de France, レプソル Repsol, ブリティッシュ・ガス British Gas, シェル Shell, CNPCIM・・・・etc.、さらにDana, Energe,. Wintershall, Tullow Oil, Roc Oil, Brakna及びBrimax (ともにMax de Vietriのジョイントベンチャー)もリストに名を連ねる。ライセンス申請者にそれぞれの申請に応じた区分を、二つの鉱床が配分された。 ぞんざいな従業員リクルート しかし、間もなくシンゲッティ油田で問題が起こる。2,600mもの深い油田であるため、鉱床へのアクセスが非常に難しい。その為、既定の石油を産出するのに、特別な掘削作業が必要だった。結局、予想産出量の10〜20%しか汲み上げられず、鉱床はクローズされた。Woodsideは2006年2月、生産開始の日程を3カ月遅らせる。不安になった相場師らは、政府に至急現場の確認を求める。2003年6月、クーデターの失敗、2005年2月、石油関連株主らの訴訟の終了、タヤ大統領は2009年に迎える任期の為の選挙資金と支度金が必要だった。 「Woodsideの株主がシンゲッティ油田の開発を加速するよう強要し、従業員が急遽誰でもかまわずやみくもに集められた。油田に関わるテクニカルグループへの重圧は重なり、ストレスが増した。」と今日、マックス・ド・ヴィエトリは振り返る。彼は、権利を売り払ってオーストラリアのパースに帰り、そこで「石油とそれを取り巻く社会的環境」という論文を書き始める。失敗したのはWoodsideだけによるものではない。タヤ大統領のクーデター(2005年8月3日)の後に湧き上がった様々な不運のせいでもある。WoodsideはPetronasに2007年9月、4億1,800万US$で売り払う。 将来への期待 アブデラジズ大統領の政権になって、マレーシア、中国、フランス、イギリスの新しい石油開発業者がやってきて、モーリタニアは再び石油への黄金郷がわきあがる。海底だけでなく砂漠の中でも試削が行われ、今、ふたたび明るい将来が約束されているかに見える。トータルはタウデニTaoudenni油田の試削が終わった。FMIによれば、年間石油産出量が、2010年の500万バレル/年間から2015年には2,000万バレル/年間の4倍になるという。政府は、それまでの「眠ったままの」企業のブロックの規模を縮小するなどして、石油開発許可証を取り上げた。そして、新たな石油に関する法律が今年の末までには発布される予定だ。新しい法律では、業者は開発調査、石油採掘、商品化とそれぞれ国と契約する必要があり(これによって政府は契約ごとに数千万US$が入ることになる)、入札によって一番良い業者が選ばれ、許可証の取得に関しては透明な手続きで行うことを盛り込んでいる。 袖の下の取引はもうおしまい。石油にまつわる欲張りな利権者はもう終わり。2005年、我々はモーリタニアの「唇にとって一番危ないのは歯」という諺を忘れてしまったようだ。政府は過去の体験で学び、将来に向けて忍耐していることを証明する。 「我が国に石油があるのは確かだ。すぐにお金が手に入ること、それは問題ではない。問題なのは、いかにそのお金を使うかだ。その為、我が国は将来適切に国の資源が使われるよう段取りしているところだ。」とウスマン・カーンが結論づける。 |
|
|
|
◆シンゲッティ油田の商業化、Glencoreとの契約が終了間近 2009年12月号 Afrimag より |
|
シンゲッティ油田で開発された石油の商業化につき、グレンコール社との契約が12月31日に切れる。新たな契約を巡って、Petronas、Tullow、
Roc Oil、 Sterling Energy、 Premier Oil社からなるシンゲッティ・コンソーシアムが既に候補者としてリストアップされているが、他にGlencore、Vitol、
Total、 Statopil、 Petco(Petronas のトレーディング部門)も名乗りをあげている模様。同件についての国際入札は去る10月15日に発表になったが、期間がわずか15日しかなく、ロシアのトレーダーGunvorをはじめ、その期間に対する不満を示す企業もいた。Gunvorは西ヨーロッパの最大供給をほこる企業で、かねてより、コンソーシアムへの参加を希望していた。 |
|
|
|
◆中国 MINMETALSがプロジェクト 2009年12月号 Afrimag より |
|
中国最大手の金属工業の企業、China MinMetals Corporation中国五鉱集団公司(代表:Zhou
Zhongshu)は、鉄鉱石の開発に向けて、オーストラリア、シェラ・レオーネ、モーリタニアで積極的に投資計画を進めている。現在モーリタニアと同社は契約案件はないが、先のLondon
Mining,Sinosteel Corporationと同社との会合で、プロジェクトを企画中だと明らかにした。 |
|
|
|
◆SNIM、ゲルバ・プロジェクトに7億1千万US$の融資 2009年12月1日 NKCInf. |
|
モーリタニア鉱工業公団(SNIM)は、鉄鉱石輸出の為の新ヌアディブ港を建設するGuelbaプロジェクトに対し、7億1千万USドルの融資を受けることになったと発表した。融資は開発銀行グループ (アフリカン開発銀行、イスラム開発銀行、ヨーロッパ闘士銀行、フランス開発機関)と、フランスやドイツの民間銀行(BNP
Paribas, BHF-BANK,KrWIPEX-BANK, Societe General)のプールからによるもの。 モーリタニア史上最も重要なプロジェクトになるといわれるゲルバ・プロジェクトは、ズエラットからの生産量とそれを輸出するヌアディブからの積み込みを格段に増加させるために、現在の炭鉱を広げるGueld II プロジェクトと年間400万トンの生産を可能にする工場建設と連動させる。 2008年、SNIMが算出した鉄鉱石は約1,100万トン。SNIMはほぼ全部の株(78.35%)をモーリタニア国が所有する、世界で7番目の鉄鋼産地で、モーリタニア最大の企業。1974年に創設されたSNIMは、現在モーリタニアBIPの12%、国家予算の14%、輸出額の41%を占めている。 |
|
|
|
◆アメリカのJACOBS ENGINEERING、西アフリカのリン酸石灰の開発に乗り出す 2009年12月 Afrimagより |
|
アメリカのJacobs Engineering 社が西アフリカにおけるリン酸石灰 Phosphateの開発に向けて、OCPとジョイント・ベンチャー契約を結んだ。 | |
|
|
◆シンゲッティ油田の原油、契約更新間近 Africaintelligence.fr 2009年12月2日 |
|
12月31日をもって、グレンコール(Glencore)社とのシンゲッティ油田の原油契約が切れる。現在1日8,000から10,000バレルの商業化で、次期契約については既に候補者が週週間前に名乗りをあげている。シンゲッティ油田開発プール(Petronas,
Tullow, Roc Oil, Sterling Energy, Premier Oil)以外に、Glencore、
Vitol, Total, Statoiなどの他に、Petronasトレーディング社、l, Petcoトレーディング社など。 入札は10月1日から15日と非常に短く、不満を示すトレーダーも現れたほど。西ヨーロッパ市場を牛耳っているロシアのGunvorグループは度々ショートリスとへ参加を働きかけてきており、10月にアジズ大統領がパリを訪れた時にも、Gunvor社の担当者がアプローチを図っていた。 |
|
|
|
◆金の収入が7倍に XINHUA 2009年4月22日 |
|
公式筋の情報によれば、モーリタニアの金の輸出による収入が2008年度は300万USドル、それが2009-2010年に7倍近い2,000万ドルになりそうだという。Horizon紙(政府の機関紙)が、モーリタニア政府とTML社(Tasiast
Mauritanie Limited)の生産拡大を織り込んだ契約について発表。TML社は、カナダのバンクーバーに本拠地を置くRed Back Mining社の子会社で、ヌアクショットから250kmほど北で、金開発を進めている企業だ。 モーリタニア鉱業相モハメッド・アブダラヒ・ウルド・ウダアと、TML社長リチャード・クラークとの間で2010年末を期限とする契約が交わされ、これまでの年間130,000オンスの生産量から、275,000オンス以上の生産に拡大するとの内容。 |
|
|
|
◆世界価格より高いモーリタニアの原油 MTM 2008年3月28日 |
|
モーリタニアの炭化水素供給をこれまでヴィットル(Vitoll)社とが担当してきたが、来る4月に2年契約が切れる。モーリタニア政府は、同セクターの自由化を唱える反対論者を抑えて、アラブ首長国のファール・オイル(Fal Oil)社と契約することにした。 | |
|
|
◆モーリタニアの今後の経済強化の基盤は鉱業 MTM 2007年3月16日 |
|
モーリタニアの地質学的考察によるば「モーリタニア人は足元に金が散らばっている」という。 モーリタニアではこれまで鉄鉱石が主に開発されてきたが、ボーキサイト、コバルト、銅、燐、ダイヤモンド、ウラニウム・・・等、まだまだ開発のポテンシャルは高い。 産業・鉱業省は1990年代より、同国の経済的な脆弱を改善するため、鉱業分野への投資拡大、開発の多様化をはかる鉱業セクター強化政策をとってきたが、今後一段と国際的な呼びかけを拡大することにした。 |
|
|
|
◆モーリタニアの鉱業・石油大臣 MTM 2007年4月 |
|
氏名 : モハメド・エルモクタール・ウルド・モハメッドエルハッセン (Mohamed
El Moctar Ould Mohamed El Hacen) 生年月日 1959年10月30日 学歴 : -1980 カナダのNew Brunswick Fredericton大学の英語研修 終了 -1980〜1982 モーリタニア高等師範学校 Ecole Normale superieure卒業 -1984〜1985 フランスのCNAM(国立工芸学院) -1995〜1997 オーストラリア、Curtin大学、ウェスターン・オーストラリアン・鉱業スクール 職歴 -1981〜1984 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)調達部チーフ -1984〜1987 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)社長補佐 -1987〜1991 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)Representation Director -1991〜1996 オーストラリア、パースのジェネラル・ゴールド・リソース社 勤務 -1997〜2000 オーストラリアのジェネラル・ゴールド・リソース社、 モーリタニア・モグレン山鉱山開発部長 -2000〜2006 同社 部長&インターナショナル・コンサルタント -2000年6月〜 世界銀行、エクストラクティブ工業・プライベートセクターおよび鉱業ファイナンシャル専門員、 |
|
|
|
◆タジアスト金山、現地労働者の不満 Aidara 2007年4月16日 |
|
タジアスト(Taziast)金鉱脈*がモーリタニアの社会・経済発展の大きなチャンスと見られていたが、現地人たちははからずしもその恩恵にあずかっているわけではなさそうだ。 *タジアスト金鉱脈は、首都ヌアクショットからアタールに向かう途中アクジュージュトの100kmほど先 環境保護の規定を企業は遵守する義務があるが、環境保護に対する国の監督水準が低く、アフターフォローがなおざりにされている。また既に雇用された近隣住人らは、国際労働基準、国際労働局 (International Labor Office)の規定する労働基準や国の定める規定にも沿っていいない契約で雇用されている。企業は、雇用契約が3ヶ月ごとの短期雇用とすることによって、労働健康保険を支払う義務を回避し、非常に安い賃金で住民らを雇い入れているのである。 また、住民らは企業が大量の水をタンクローリーで運送しているのに、住民らに配給するのを断り、医療設備があるにもかかわらず住民らの診療をしないなど、住民からの不満が拡大している。 |
|
|
|
◆世界価格より高いモーリタニアの原油 PANAPRESS 2007年9月28日 |
|
モーリタニアで2006年から稼動が始まったシンゲッティ海底油田、そこから産出された原油が中国などに輸出されている。先の原油輸送船15番目に船積みされた100万バレルの原油が、73,92$US/バレルで売られたとSMH(モーリタニア炭化水素公社)がPANAに28日報告した。 この価格は、ロンドンの世界原油価格(ブレント価格)と比較して、3,75$US/バレルも高額。ギニア湾のHungo産原油より高い。 モーリタニア政府が製品のプール価格統制を決定した後、新トレーダー、グレンコール(Glencore)社が仲介するとSMHは発表している。モーリタニア石油関連に初めて参入した海外企業が契約破棄以後、初めての価格上昇。シンゲッティ油田のメイン・オペレーター、ウッドサイド(Woodside オーストラリア)社が、マレーシアの石油会社PETRONASに昨日利権を売却したのだ。 シンゲッティ油田の埋蔵量は1億2000万バレル、向こう10年の開発可と見られていた。1日の産出量が75,000バレルの予定だったが、技術問題で、実際には18,000バレルしか産出していないと言う。 |
|
|
|
◆ウッドサイド社、モーリタニアの石油開発権を売却 PANAPRESS 2007年9月27日 |
|
モーリタニアでのシンゲッティ油田の開発を進めてきたオーストラリアの石油会社ウッドサイド(Woodside)社は、マレーシアの石油会社PETRONASに、モーリタニアにおける権利を譲渡したとPANAに発表した。同じ27日、PATRONAS社からも、ウッドサイド社と合意に達したとの報告があった。 数ヶ月前から、ウッドサイド社はシンゲッティ油田の権利を10億$USで売りに出していたが、購入先がまとまらず、ようやくマPATRONAS社に4億1,800万$USで売却することが決定した模様。 ウッドサイド社はモーリタニアで最初に首都ヌアクショットから北部の海岸沖で油田を発見、2006年から稼動を始め、最初は65,000バレル/日を産出していたが、まもなく13,000バレル/日に落ち込んだ。 チオフ(Thiof)油田やベンダ(Benda)油田の良好な産出にもかかわらず、同社はモーリタニアからの撤退を決意した模様で、ロシア企業からのオッファー4億$USを受け、マレーシアのPATRONAS-Austoralia社(Petronam社の子会社)に全権利を売却した。 シンゲッティ海底油田については、イギリスのブリティッシュ・ガスやハードマン・リソース(Hardman Resources)などが撤退していたが、プルミエール・オイル(Premier Oil)は相変わらず開発に向けてのパートナーを探している。 ウッドサイド社はモーリタニアの石油発掘において、4億5,000万$USを投資したといわれている。 |
|
|
|
◆2006年度の石油・鉱業企業からの納付金 PANAPRESS 2007年9月24日 |
|
2006年に、モーリタニア財務局に支払われた石油関連および鉱業関連企業からの納付金は総額で、8,893万$USに上ると、ITIE(採掘産業とランスパランス・イニシアティブ)委員会が発表した。 同委員会は、国家の正しい運営を目的として設置されたもので、政府、国営&私企業、民間人や専門家などによって構成され、発表されたデータは、石油関連企業、鉱業関連企業が財務局に納入した金額の報告を元に算出されている。 |
|
|
|
◆シンゲッティ油田のコーディネイターにアワ氏 PANAPRESS 2006年2月24日 |
|
鉱業大臣はシンゲッティ油田のコーディネイターとして、モハメッド・ウルド・アワ(Mohamed Ould Awa)を任命したとPANAに発表した。シンゲッティ油田はオーストラリアのウッドサイド社他数社により、数年前から進められているモーリタニア海岸の調査で、最初の開発計画は2005年終わりに発表になった。 新たに任命されたモハメッド氏は、モーリタニア鉱物地籍調査局を監督していた。 また石油・天然ガスを専門とする炭化水素部(Direction des Hydrocarbures)が、新たに鉱業省に設置される。 シンゲッティ油田はオーストラリアのウッドサイド社より、埋蔵推定量1億2,000万バレル、採掘量75,000バレル/日と2002年に発表された。モーリタニアの古都シンゲッティの名をとったこの油田は、2001年に発見され、6本の井戸から成っている。うち5本は水のリインジェクション、残りの一本はガスのリインジェクション。 発掘された石油の輸送に160万バレルの輸送キャパを持つタンカー「la Berge Helene」が稼動始めた。 同油田の開発において、メイン企業ウッドサイド社が47,38%、グループ・ハードマン(Hardman)が19%、モーリタニア石油公団SMH(La Societe mauritanienne des hydrocarbures)が12%、 プルミエール・オイル(Premier Oil)社が8,12%、ロック・オイル(Roc Oil)が3,24%の権利を有し、開発プロジェクトは総額7億2000万ドルと予想されている。 |
|
|||||||
◆中国企業がモーリタニアの石油・ガス権65%を取得 PANAPRESS 2005年6月30日 |
|||||||
モーリタニアの石油・天然ガス開発地区ブロック20につき、中国の石油開発会社CNPC (中国石油天然気集団公司)は、同地を開発しているオーストラリアの石油会社バラカ・ペトローリアムと共同開発をすることで合意した。 CNPCは860万US$を投じて、開発費を全負担する代わり、同地区の収益権65%を取得する。 |
|||||||
|
|||||||
◆アクジュージュトの銅・金開発にファースト・カンタム・ミネラル社が権利獲得 PANAPRESS 2004年7月25日 |
|||||||
世界最大のダイヤモンド企業、デ・ビアス社(De Beers)がモーリタニアのダイヤモンド開発を検討している間に、カナダのファースト・カンタム・ミネラル社
(First Quantum Minerals Ltd)が名乗りを上げた。同社はアクジュージュトの開発権80%を1,000US$で7月14日獲得した。アクジュージュトの銅山は1978年以降閉山されていたが、銅ばかりでなく、金やコバルトの開発をめぐって近年注目を集めていた。 最新の調査では、2,370万トンのミネラルのポテンシャルを持ち、2005年末までに加工工場が設置される予定。目標は当初の10年間、銅3万トン/年間、金5万オンス(1,5トン)の製造。 |
|||||||
ファースト・クアンタム社のHP http://www.first-quantum.com/s/Home.asp | |||||||
|
|||||||
◆石油開発にドイツの大手、インスターシェル・AG社 PANAPRESS 2004年7月18日 |
|||||||
モーリタニアのオフショア油田開発権を英国のブリティッシュ・ガスが所有していたが2004年2月期限が切れる。その後、ドイツの大手石油開発企業インスターシェル・AGがダナ・ペトロリアムPLC (Dana Petroleum PLC)の権利を一部譲渡することになった。譲渡の後、鉱脈の価値評価や探索がスピードアップされると期待される。 シンゲッティ油田の開発をめぐって、アメリカから数社、中国、インド、クウェート、スペイン、アラブ首長国などから引き合いがあった。今月末までに10数件の新しいライセンスが発行される予定。 |
|||||||
|
|||||||
◆ケータリング・インターナショナル&サービス社がモーリタニアに進出 PANAPRESS 2004年10月3日 |
|||||||
レジ・アルノー代表率いる、世界でも最過酷地域での鉱業ロジスティックを専門とするケータリング企業「ケータリング・インターナショナル&サービス社(Cartering International &Services) CIS」がモーリタニアに支社を進出することになった。 同社はオフショア・プラットフォームとベーシック開発で、既に、アルジェリア、ナイジェリア、チャド、カメルーンの4カ国で同社の売り上げの44%を占めている。 |
|||||||
|