モーリタニア鉱業・ニュース

海外の雑誌や新聞などからアトランダムに抜粋、翻訳したものです。

世界価格より高いモーリタニアの原油

MTM 2008年3月28日
モーリタニアの炭化水素供給をこれまでヴィットル(Vitoll)社とが担当してきたが、来る4月に2年契約が切れる。モーリタニア政府は、同セクターの自由化を唱える反対論者を抑えて、アラブ首長国のファール・オイル(Fal Oil)社と契約することにした。

モーリタニアの今後の経済強化の基盤は鉱業

MTM 2007年3月16日
モーリタニアの地質学的考察によるば「モーリタニア人は足元に金が散らばっている」という。
モーリタニアではこれまで鉄鉱石が主に開発されてきたが、ボーキサイト、コバルト、銅、燐、ダイヤモンド、ウラニウム・・・等、まだまだ開発のポテンシャルは高い。
産業・鉱業省は1990年代より、同国の経済的な脆弱を改善するため、鉱業分野への投資拡大、開発の多様化をはかる鉱業セクター強化政策をとってきたが、今後一段と国際的な呼びかけを拡大することにした。

モーリタニアの鉱業・石油大臣

MTM 2007年4月
氏名 : モハメド・エルモクタール・ウルド・モハメッドエルハッセン (Mohamed El Moctar Ould Mohamed El Hacen)
生年月日  1959年10月30日

学歴 :
-1980 カナダのNew Brunswick Fredericton大学の英語研修 終了
-1980〜1982 モーリタニア高等師範学校 Ecole Normale superieure卒業
-1984〜1985 フランスのCNAM(国立工芸学院)
-1995〜1997 オーストラリア、Curtin大学、ウェスターン・オーストラリアン・鉱業スクール

職歴
-1981〜1984 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)調達部チーフ
-1984〜1987 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)社長補佐
-1987〜1991 インシリ・アラブ鉱業社(SAMIN)Representation Director
-1991〜1996 オーストラリア、パースのジェネラル・ゴールド・リソース社 勤務
-1997〜2000 オーストラリアのジェネラル・ゴールド・リソース社、 モーリタニア・モグレン山鉱山開発部長
-2000〜2006 同社 部長&インターナショナル・コンサルタント
-2000年6月〜 世界銀行、エクストラクティブ工業・プライベートセクターおよび鉱業ファイナンシャル専門員、


タジアスト金山、現地労働者の不満

Aidara  2007年4月
16日 

タジアスト(Taziast)金鉱脈*がモーリタニアの社会・経済発展の大きなチャンスと見られていたが、現地人たちははからずしもその恩恵にあずかっているわけではなさそうだ。

 *タジアスト金鉱脈は、首都ヌアクショットからアタールに向かう途中アクジュージュトの100kmほど先

環境保護の規定を企業は遵守する義務があるが、環境保護に対する国の監督水準が低く、アフターフォローがなおざりにされている。また既に雇用された近隣住人らは、国際労働基準、国際労働局 (International Labor Office)の規定する労働基準や国の定める規定にも沿っていいない契約で雇用されている。企業は、雇用契約が3ヶ月ごとの短期雇用とすることによって、労働健康保険を支払う義務を回避し、非常に安い賃金で住民らを雇い入れているのである。

また、住民らは企業が大量の水をタンクローリーで運送しているのに、住民らに配給するのを断り、医療設備があるにもかかわらず住民らの診療をしないなど、住民からの不満が拡大している。

世界価格より高いモーリタニアの原油

PANAPRESS 2007年9月28日

モーリタニアで2006年から稼動が始まったシンゲッティ海底油田、そこから産出された原油が中国などに輸出されている。先の原油輸送船15番目に船積みされた100万バレルの原油が、73,92$US/バレルで売られたとSMH(モーリタニア炭化水素公社)がPANAに28日報告した。

この価格は、ロンドンの世界原油価格(ブレント価格)と比較して、3,75$US/バレルも高額。ギニア湾のHungo産原油より高い。

モーリタニア政府が製品のプール価格統制を決定した後、新トレーダー、グレンコール(Glencore)社が仲介するとSMHは発表している。モーリタニア石油関連に初めて参入した海外企業が契約破棄以後、初めての価格上昇。シンゲッティ油田のメイン・オペレーター、ウッドサイド(Woodside オーストラリア)社が、マレーシアの石油会社PETRONASに昨日利権を売却したのだ。

シンゲッティ油田の埋蔵量は1億2000万バレル、向こう10年の開発可と見られていた。1日の産出量が75,000バレルの予定だったが、技術問題で、実際には18,000バレルしか産出していないと言う。


ウッドサイド社、モーリタニアの石油開発権を売却

PANAPRESS 2007年9月27日

モーリタニアでのシンゲッティ油田の開発を進めてきたオーストラリアの石油会社ウッドサイド(Woodside)社は、マレーシアの石油会社PETRONASに、モーリタニアにおける権利を譲渡したとPANAに発表した。同じ27日、PATRONAS社からも、ウッドサイド社と合意に達したとの報告があった。
 
数ヶ月前から、ウッドサイド社はシンゲッティ油田の権利を10億$USで売りに出していたが、購入先がまとまらず、ようやくマPATRONAS社に4億1,800万$USで売却することが決定した模様。

ウッドサイド社はモーリタニアで最初に首都ヌアクショットから北部の海岸沖で油田を発見、2006年から稼動を始め、最初は65,000バレル/日を産出していたが、まもなく13,000バレル/日に落ち込んだ。

チオフ(Thiof)油田やベンダ(Benda)油田の良好な産出にもかかわらず、同社はモーリタニアからの撤退を決意した模様で、ロシア企業からのオッファー4億$USを受け、マレーシアのPATRONAS-Austoralia社(Petronam社の子会社)に全権利を売却した。

シンゲッティ海底油田については、イギリスのブリティッシュ・ガスやハードマン・リソース(Hardman Resources)などが撤退していたが、プルミエール・オイル(Premier Oil)は相変わらず開発に向けてのパートナーを探している。

ウッドサイド社はモーリタニアの石油発掘において、4億5,000万$USを投資したといわれている。



2006年度の石油・鉱業企業からの納付金

PANAPRESS 2007年9月24日

2006年に、モーリタニア財務局に支払われた石油関連および鉱業関連企業からの納付金は総額で、8,893万$USに上ると、ITIE(採掘産業とランスパランス・イニシアティブ)委員会が発表した。

同委員会は、国家の正しい運営を目的として設置されたもので、政府、国営&私企業、民間人や専門家などによって構成され、発表されたデータは、石油関連企業、鉱業関連企業が財務局に納入した金額の報告を元に算出されている。
 

シンゲッティ油田のコーディネイターにアワ氏

PANAPRESS 2006年2月24日

鉱業大臣はシンゲッティ油田のコーディネイターとして、モハメッド・ウルド・アワ(Mohamed Ould Awa)を任命したとPANAに発表した。シンゲッティ油田はオーストラリアのウッドサイド社他数社により、数年前から進められているモーリタニア海岸の調査で、最初の開発計画は2005年終わりに発表になった。
新たに任命されたモハメッド氏は、モーリタニア鉱物地籍調査局を監督していた。

また石油・天然ガスを専門とする炭化水素部(Direction des Hydrocarbures)が、新たに鉱業省に設置される。

シンゲッティ油田はオーストラリアのウッドサイド社より、埋蔵推定量1億2,000万バレル、採掘量75,000バレル/日と2002年に発表された。モーリタニアの古都シンゲッティの名をとったこの油田は、2001年に発見され、6本の井戸から成っている。うち5本は水のリインジェクション、残りの一本はガスのリインジェクション。

発掘された石油の輸送に160万バレルの輸送キャパを持つタンカー「la Berge Helene」が稼動始めた。

同油田の開発において、メイン企業ウッドサイド社が47,38%、グループ・ハードマン(Hardman)が19%、モーリタニア石油公団SMH(La Societe mauritanienne des hydrocarbures)が12%、 プルミエール・オイル(Premier Oil)社が8,12%、ロック・オイル(Roc Oil)が3,24%の権利を有し、開発プロジェクトは総額7億2000万ドルと予想されている。

中国企業がモーリタニアの石油・ガス権65%を取得

PANAPRESS 2005年6月30日

モーリタニアの石油・天然ガス開発地区ブロック20につき、中国の石油開発会社CNPC (中国石油天然気集団公司)は、同地を開発しているオーストラリアの石油会社バラカ・ペトローリアムと共同開発をすることで合意した。

CNPCは860万US$を投じて、開発費を全負担する代わり、同地区の収益権65%を取得する。

アクジュージュトの銅・金開発にファースト・カンタム・ミネラル社が権利獲得

PANAPRESS 2004年7月25日
世界最大のダイヤモンド企業、デ・ビアス社(De Beers)がモーリタニアのダイヤモンド開発を検討している間に、カナダのファースト・カンタム・ミネラル社 (First Quantum Minerals Ltd)が名乗りを上げた。同社はアクジュージュトの開発権80%を1,000US$で7月14日獲得した。アクジュージュトの銅山は1978年以降閉山されていたが、銅ばかりでなく、金やコバルトの開発をめぐって近年注目を集めていた。
最新の調査では、2,370万トンのミネラルのポテンシャルを持ち、2005年末までに加工工場が設置される予定。目標は当初の10年間、銅3万トン/年間、金5万オンス(1,5トン)の製造。
ファースト・クアンタム社のHP  http://www.first-quantum.com/s/Home.asp

石油開発にドイツの大手、インスターシェル・AG社

PANAPRESS 2004年7月18日

モーリタニアのオフショア油田開発権を英国のブリティッシュ・ガスが所有していたが2004年2月期限が切れる。その後、ドイツの大手石油開発企業インスターシェル・AGがダナ・ペトロリアムPLC (Dana Petroleum PLC)の権利を一部譲渡することになった。譲渡の後、鉱脈の価値評価や探索がスピードアップされると期待される。

シンゲッティ油田の開発をめぐって、アメリカから数社、中国、インド、クウェート、スペイン、アラブ首長国などから引き合いがあった。今月末までに10数件の新しいライセンスが発行される予定。

ケータリング・インターナショナル&サービス社がモーリタニアに進出

PANAPRESS 2004年10月3日

レジ・アルノー代表率いる、世界でも最過酷地域での鉱業ロジスティックを専門とするケータリング企業「ケータリング・インターナショナル&サービス社(Cartering International &Services) CIS」がモーリタニアに支社を進出することになった。
 同社はオフショア・プラットフォームとベーシック開発で、既に、アルジェリア、ナイジェリア、チャド、カメルーンの4カ国で同社の売り上げの44%を占めている。

◆スペインのレプソル社がタウデニの石油探索を開始

International Trade Canada 2004年10月

スペインの石油メーカー、レプソル社がモーリタニアのタウデニ油田のプロスペクションの権利を獲得した。石油開発が可能になれば、レプソル社は同地域の石油開発に向けて25年の権利を得ることになる。

◆シンゲッティ油田の開発

Samir Gharbi記  2004年6月20日

2001年5月13日、ヌアクショットの海岸沖で油田を見つけた時、モーリタニアが産油国、天然ガス産出国になるなど、誰一人考えなかった。1960年〜1980年代にアメリカやヨーロッパから探索に何社かやってきたが、結局放棄してしまった。

そして、1995年最初の産声をあげたのは、石油開発社の中でも無名のオーストラリアから来た開発者。そして、それから10年、2004年5月31日、ハードマン・リソース(Hardman Resources)社のテッド・エレイヤード社長はオーストラリアの大都市パースの本社で、6億US$をこの油田開発に投入すると発表した。

同社が開発に乗り出すシンゲッティ油田は、首都ヌアクショットの海岸沖80km、現在深さが2,600m。最も慎重な推測で、埋蔵量は1億4,200万バレル。ハードマン社と共同出資社ブリティッシュ・ガス社 (British Gas, 去る2月から共同参加)がプラット・フォーム抽出に取り掛かり、2005年末または2006年初めには1日75,000バレルの産出が可能になるという。

この開発により、フランスのトータル社(Total), スペインのレプソル (Repsol YPF)、 イギリスのダナ(Dana)社など多くの石油開発者が、他のオフショア油田のライセンスを申請した。

シンゲッティ油田以外のオフショア油田では :
- ティオフ1、ティオフ西 (Tiof 1, Tiof ouest)  : 深さ3,000mで、推定埋蔵量は3億から4億バレル。今後2,3本の測定井戸は必要。開発が可能になれば、最初の原油は2007年初めに製造予定。

-バンダ(Banda)油田 : 850億m3の大きさを持つ石油&天然ガスの油田で、推定埋蔵量は8、000万〜1億バレル。ブリティッシュ・ガス社によれば、天然ガスの加工には十分と判断する。2004年8月から鑑定作業にかかる。

-ペリカン (Pelican)油田 :2003年12月29日にイギリスのダナ(Dana)社により、シンゲッティ油田から北150km地点で見つかった鉱脈。鑑定作業が進められている。

その他、モーリタニアのオンショア油田の開発も進んでいる。
-マリとの国境近く、タウデニ盆地 (Bassin Taoudeni)では、かつてオーストラリアの地質学者マックス・ド・ビエトリが調査を開始した。マックス氏とのジョイント・ベンチャー企業 バラカ・モ−リタニア (Baraka Mauritania)はさる3月31日に69,000km2のライセンス2通を取得したばかり。さらにフランスのトータル社とスペインのレプソール社が同地域の開発に向けてライセンス申請している。