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モーリタニアの旅行事情
観光産業がごく最近北部のアドラール地方でわずかに海外からの観光客が訪れるようになった他は、ほとんど発達していない。ヨーロピアンスタイルのベッドのあるホテルはアクショットとアタールの数軒だけで、主な地方都市の宿泊施設は、数枚マットレスが敷いてあるサハラスタイルの部屋である。
フランスパンが1本約8円と物価は安いが、ホテルやレンタカー、ヨーロピアンタイプのレストランの価格や、ミネラルウォーターはヨーロッパ並み。ヌアクショットを離れたら、宿泊施設やレストランがほとんどない上、チシットやウァラッタのような砂漠の奥地に行く際には手前の大きな町で燃料・食糧を調達するなどの十分な旅行計画が必要である。
入国ビザ
モーリタニアに入国する為にビザが必要。
日本では東京にあるモーリタニア大使館(東京都品川区北品川5-17-5
03-3449-3810)に申請用紙と添付レター等を提出して取得する。なお、パスポートは、入国する日から6ヶ月以上の有効期限が必要。
予防接種
予防接種はモーリタニアに入国する日より6日以内に黄熱地帯を通過する場合、モーリタニアに2週間以上滞在する場合、黄熱病の予防接種を証明できるイエローカードが必要である。
マラリアは特に南部のセネガル川沿いの蚊の多い地方では要注意なので、虫除けスプレーや蚊取り線香、場合によっては予防薬などを準備する。マラリアの薬はニバキン(nibakine)、クロロキン等が良く知られているが肝臓に負担がかかるなど副作用もあるといわれている。最近ではMalarone,
Savarineなどの副作用が少ない薬も開発されているが、アフリカのマラリアに対する効能がまだはっきり解明されていないという。いずれの薬も欧州の薬局、欧州の飛行場内の薬局などで処方箋なしに購入できる。
気
候
ヌアクショットは年間通して30℃〜38℃とほぼ一定している。日中、直射日光は強いが、日陰に入ると乾燥しているせいかひんやり感じるほどで過ごしやすい。ただし夜間は冬(11月〜3月)屋外で3℃〜8℃、夏(6月〜10月)は8℃〜15℃と日中の暑さに比べて寒い。
シンゲッティ、ワダン、チジクジャ、チシット、ネマなどの砂漠の奥地では冬0℃〜38℃、夏18℃〜55℃と夜間、日中の寒暖の差が激しく、日中の日差しがかなり厳しい。これらの場所では夏の間、13時〜17時の間は現地の人々も外出を避けているくらいであるから、我々土地の気候に慣れていない旅行者は外出する際十分日射病、脱水症に気を付けたほうがよい。
ヌアディブは海洋気候でその上平均気温が40℃を越える暑い町だ。雨は北部の砂漠地では年間を通してごくわずか。降雨量でみるとヌアクショット及び砂漠の中の町(アタール、シンゲッティ、チジクジャ、チシットなど)で年間2ミリ〜100ミリ、日数にして0日〜20日。
希望街道(Route del'espoir)沿いの町、キッファ、アイウン・エル・アトラス、ネマ、さらにロッソやカエディなどのセネガル河流域では降雨量が200ミリ〜450ミリ、日数にして30〜60日前後と雨季(7月〜9月)を中心に雨が降る。
また砂漠地帯では3月〜5月にかけて砂嵐が多く、時には3、4m先も見えないほどすごい砂嵐になる。乾季〜雨季へと季節が移る時期で大気中に不安定な空気の渦が発生しやすいからである。
モーリタニアを観光旅行するには10月〜3月がベストシーズンといえよう。
通貨と両替
通貨はモーリタニア・ウギア (Ouguiya Mauritanien, UMと表記)。
2008年3月時点ではレートは1UM=約 \0,45 1US$=約240UM、1ユーロ=370ウギア。
両替は、飛行場の両替場、大きなホテル、あるいはモーリタニア国立銀行でユーロ、USドル紙幣から交換できる。トラベラーズチェックはあまり歓迎されない。
かつてはマルシェの中で両替しないかと現地の人々が声を掛けてきたが、2004年に入ってから政府のコントロールが入り闇換金が難しくなった。円からの換金に関しては、どこの銀行に行ってもレートは貼り出してあるがヌアクショットの銀行で交換してくれるところはなく、両替所で時折交換してくれるところがある。
入国の際に外貨証明を書いてスタンプをもらい、出国の際に両替証明と併せて提示するきまりがあるが、ここ数年飛行場で同手続を求められることはなくなっている。が、このルールはアトランダムにやっているようで、時々飛行場でいきなり証明書を提出するよう言われることがある。
銀行オープン時間 :8:00〜15:00 金曜午後〜土・日曜終日クローズ
時
差
モーリタニアの時間はグリニッジ時間と同タイム、従って日本との時差は9時間。日本で正午にモーリタニアでは9時間前の午前3時ということになる。
カレンダーはかつてはイスラム暦を使用していたが、他のアラブ諸国同様、2006年から西暦を使うようになった。しかし、イスラムの金曜日のお祈りの日の習慣を変えることはできず、金曜日から日曜日まで休むことになってしまった。2008年1月から、再度金曜日が日本の日曜日のように変更になった。
銀行、郵便局、警察、省官庁などの公的機関は木曜日の午後、金曜日終日休みである。
祝
日
モーリタニアの祝日は
−1月1日 正月
−5月1日 国際労働の日
−5月25日 アフリカ統一機構設立記念日
−7月10日 モーリタニア軍隊記念日
-11月28日 独立記念日
−12月12日 再開発促進記念日
−ラマダンの終日 (イスラム暦で毎年変る。)
他にイスラム暦によってId el Adha, 予言者Mohammedの日などの祝日が毎年変則的に行われる。
電話事情
モーリタニア人は電話大好き人間。 ヌアクショットやアタールなどの大都市で2002年以降、たいへんな勢いで携帯電話が普及している。金持ちの主婦が終日、サロンでテレビを見ているか電話をしているかというほど、電話を掛ける。電話代はかなり高いはずなのだが。
日本から持参する国際携帯電話は使用不可。フランスやモーリタニア使用のSIMカードを入れるタイプの携帯電話に、マーテル、モーリテル、シンゲッテルのいずれかのSIMカードを入れて使う。街角に、チャージ用のカードを売っている人がたくさんいるので、これを購入して携帯電話にチャージする。主に大都市の中、大都市間だけしか通話できないが、2007年末に開設したシンゲッテルは主要道路を走行中でも通話できる。
ヌアクショットでもホテルの部屋から直接国際電話をできるのはノボテル・メルハバ・ハイマ・モノテル・ハリマなどの主要ホテルだけ。他は交換手を通して市内、市外電話、ファックスをする。
最近建設されたヌアクショットのホテルでは、ビジネスセンターでインターネットを使用できる。市内にもいくつかサイバーカフェがあり、1時間200ウギア(\90)程度で使用できる。日本語で読める(ただし、日本語で送信はできない)ところもある。
旅行する際の所持品について
シンゲッティやワダン、ウァラッタなどの砂漠の奥地を旅行する場合、日中かなり暑くなるのでTシャツやポロシャツ、薄手のパンツやジーンズ、インディアンスカートのような涼しいスカートなどが過ごし易い。
冬は夜間冷えるのでフリースや時季・場所によってはダウンジャケットが必要な場合もある。旅先では常時はおるものを持参して、寒くなったら着る、熱くなったら脱ぐとこまめに調節して体調をこわさないようにするのがコツ。
帽子、サングラス、サンダルやスニーカーは必需品。ヌアクショット、アタール、希望街道沿いの都市に宿泊する時は、蚊取り線香や虫除けスプレイがあると安心。現地の蝿はしぶとく遠慮無く私達の顔や身体にたかる。蝿が気になる人は、ヌアクショットで透けた黒いヴォワル(婦人用民族衣装)を買って、寝る時に頭からすっぽり被って寝るとよい。
ヌアクショットから地方に旅行する時には、ミネラルウォーターやトイレットペーバーを持参する。また、{おしりふき」のような大型のウェットティッシューがあると便利。
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